シンガポール数学教師との出会い

ジョホールバルに来て1年がたちました。今でこそ、どこに塾があるのかわかるようになっていますが、来てすぐのわたし達は、オースティンハイツにたくさん塾があることに全く気がつきませんでした。学校に塾に行った方がいいと言われたので、どこに塾があるのかと尋ねたのですが、この辺にたくさんあると言われましたが、この辺といわれても、どこにあるのがわかりませんでした。

実は、学校の周りのショップロットの二階は、ほとんど塾や教室だったのですが、、、日本のような情報誌も本屋さんに置いてあるわけでもなく、タウンページのようなものもどこで手に入るのやら。インターナショナルスクールに入るための英語教育を受けることのできる塾は一体どこにあるのやら。

子供たちは、3ヶ月以内に英語をマスターするようにと父親から課題を課せられていたので、一日も無駄にしたくないわたし達は、まずは、自分達で自習しようと考え本屋さんにいくことにしました。

デブラウジャスコには、HARRISという、大型書店が入っていて、学習書、洋書、中国語の本、マレー語の本、文房具、CD , DVD、子供向けの語学マスターDVDもたくさん置いてあります。日本のアニメのDVDも、たくさんあり、中国語、マレー語、英語字幕で見れるので、こちらのチャイニーズの子達は、アニメで日本語を覚えている子もチラホラいます。

かなり、面白い書店です。

そこに、問題集を買いに行きました。

Secondary レベルの問題集をみて、驚きました。TOEFLの問題集みたいです。
サイエンスとかとなってくると、専門用語もたくさん出てくるので、それ以上です。

どれがいいのかと迷っていると、一人のチャイニーズ系の男性が、何を探しているのかと、声をかけてくれました。
私が、手にしているのは、シンガポールの問題集でしかも、OLEVEL対策のもので、かなりレベルが高いものらしく、違うものを薦めてくれました。

話を聞いてみると、かれは、シンガポール出身で、なんと、ジョホールバルで塾をしていて数学を教えている方でした!
しかも日本が好きで、「北国の春」をその場で披露してくれる面白い人。北国の春は、私の父親の十八番ということで、すっかり親近感が湧き、次の日に、彼の塾にテストを受けに行く約束をしました。

こうして、うちの子達は、Austin Eduという、塾に通うことになりました。

そして、うちの子達が、取り組んだ最初の問題集は、

Primary school のテキストなのですが、IQ Maths といって、頭をつかうややこしい問題が多くて、なかなかな手応えでした。
中学生のにとっては、英語をマスターするのに最適ではないでしょうか。

例えば、

Unit 1

1:Choose the correct answer and write its number in the brackets provided.

1:1ten 9 one is the same as ——

この中だけでも、Choose. Answer.writeという動詞が覚えられ、しかも、providedという修飾の表現も身につけることができます。何度も同じ単語や表現が出てくるので、覚えては忘れ、また思い出すという作業を自然に行うことができる。英文の意味が理解できないと問題が解けないので、理解するまで考えるということが必然的にできるわけなんですよね。

小学生低学年向けなので、絵や図もたくさん出てくるので、絵から推測することもできます。

まだ、英語の単語は、ほとんど知らなかった中一と小六の二人は、この問題集で、単語をたくさんマスターできました。